NYには世界の名だたる組織や企業が集まっているという噂は聞いていたが、ここまでスムーズに色んな方とお会いできるとは、35歳という年はなんて幸運の歳なんだろう。
国連事務次長/軍縮担当上級代表
中満泉さん
日本人女性で初めて、国連の事務次長に就任された方で、少しでも国際政治を勉強したことがある人にとっては、緒方貞子さんの次に著名な方である。
あるパーティーでお会いしたわけだが、
その際にスウェーデン人の旦那さんも同席されていた。
仕事も家庭も二人で築くのは当然という価値観が合ったから結婚したという記事を読んだことがある。
中満さんは旦那さんの転勤に伴って、一度国連を辞めている。
その時点での今のポストを何故捨てる!?という声もあったそうだが、中満さんは言う。「国連マークがついた名刺を出せば、誰でも私の話を真剣に聞いてくれる。でも、私一人になったら何が出来るのか?」と。
中満さんは旦那さんとともにスウェーデンに渡り、まださほど知られてなかった政府間組織IDEAに入った。
そこではIDEAの認知度が低いので、相手と話すときは自分の真剣度が試される。本気度が違ったと。
それから10年国連を離れたからこそ、様々な経験をし、国連における今のポストがあるとご本人は言う。
先日、時事通信USAの社長がおっしゃっていた。
ユニコーン企業の近年の数を国ごとに見ると、1位アメリカ、2位中国、3位イギリス、4位インド、、、韓国やASEAN諸国も頑張っている中、日本のユニコーン企業数はかなり他国に劣っているらしい。
その理由は、「日本人は変化を恐れるから」と。
そりゃ、終身雇用制度がある限り、変化に飛び込む必要がない。その分だけ、想定内の人生が待っているのも承諾済みなのだ。(もちろん、その限りではないが!) ・
予想に反して、変化に飛び込んだ私だが、
心から思う。変化なければ、発展はない!
経験者にしか語れないことを伝えていきたい。