在米日本人向けメディアであるNYジャピオンさんに取材して頂きました。
NYで経営するウェブメディアについて、そこだけに留まらず、日本人女性のキャリアアップのための地道な活動についても語らせて頂いています!
在米日本人向けメディアであるNYジャピオンさんに取材して頂きました。
NYで経営するウェブメディアについて、そこだけに留まらず、日本人女性のキャリアアップのための地道な活動についても語らせて頂いています!
40代女性をターゲットした女性ウェブメディア「mi-mollet」さんに記事を掲載して頂きました。
私が日本の女性活躍にフォーカスして活動を始めてから1年半ほど経ちますが、その目線で世界の状況や女性向けビジネスをリサーチしてきた結果、ぜひ皆さんに知って頂きたい3社の取り組みを紹介しています。
世界的な次世代女性向けメディア「COSMOPOLITAN」に取材して頂きました。
NYで様々な分野で活動する日本人女性にフォーカスされています。ぜひご一読ください!
https://www.cosmopolitan.com/jp/trends/career/a36158118/entrepreneurs-in-nyc/#sidepanel
会社員じゃなくなり、8ヶ月が経とうとしている。
渡米や経営者になったことだけでもカオスな1年なのに、コロナまでやって来てくれて、去年の今頃との違いが凄すぎて、同じ人間と思えない。
そんな私にとって、日々実感させられる大きな変化が “出会いの捉え方” だ。
会社員の頃は、目の前の仕事以外で、
何か頑張って自分に身に付けても、成長しても、全て趣味の範囲内というか、自己満足の世界だった。
誰に出会っても、何か閃いても、
その感動はお友達レベルというか、脳内でのワクワクレベルというか、、、フワフワとしたまま存在する小さな感動にすぎない。
そんな私は、いつしか新しい出会いを心底求めなくなった。新しいものに出会うとき、それなりに体力を要する。仕事でヘトヘトな日々の中で、その疲れた身体を引きずって、新しいものに出会いに行くエネルギーが残っていなかった。
そこから、分かりやすく出不精になり、興味の範囲も狭くなり、心許す人とだけ、大好きなビールとサウナを楽しむ日々で満足だった。
そんな私が、明日解雇されるかもしれない厳しい世界で、部下の生活の心配も、会社存続の心配も全部抱き締めて走り続ける生活を送っていたら、
180度、人が変わったようなマインドになった。
新しい出会いも、新しい知識も、新しい経験も、全てが獲得したその日から自身の人生に響いてくる生き方。
たまたま素敵なバーで深夜泥酔している時に出会ったロックなお姉様とは、いつの間にか、海外でのエンタメ事業について語り合う仲になった。
(泥酔中も嗅覚が生きていたw)
オンラインサロンで学ぶことのおかげで、いま自分に必要な資格を取得するべきだと決断した。
今後の事業目標を誰かれ構わず公言していたら、色んな人が次に繋がる出会いをサポートして下さるようになった。
あれもこれもが、これからやりたいと思うことに繋がっていく。そう思うと、どんな出会いにも皆勤賞で出席するようになった。
単純すぎる。
現金なやつすぎる。
でも人間なんてそんなもんだ。
誰かのためだけに生きてる人なんていない。
自分にプラスがあるかもしれないと、めちゃくちゃアクティブになれるなら、それだけで最高じゃないか。
そんなガメツさを取り戻したわたくし。
自分らしくて笑える。
毎日、自宅での作業が続いていますが、あれもこれも終わらせなきゃいけないことがあり、あっという間に過ぎていく。
そんな仕事の合間にオンラインサロンでメンターをやっているわけだが、改めて自分のことを見直すことがあった。
NYで起業している友達がよく言っている。
『どうやったら、NYに来れますか?どうやって行ったんですか?』
と聞かれたら、2秒でこう答えると。
『飛行機に乗ったらすぐ着くよ。』
NYで生きてる人って、ほんとにこんな人多い(笑)
やりたいと自分が決めたら、しのごの出来ない理由は並べない。ほとんどのことが、基本は叶わないわけないから、何とかそうなるように仕向けていく。
サロンの中では、独立や起業を目標にしている人が沢山いる。どう進めていくのがいいのか、冷静な意見を求められているので、クライアントだからと言って容赦はしない。
その発言は引かれるのでやめましょう
そんなこと言ってたら一生無理です
どこまで今日は進めましたか?
と鬼のTV局プロデューサー気質を少しマイルドにしつつ、背中をぶっ叩きます。
(スタッフを50人以上同時に抱えてる時は、ただの鬼と呼ばれていた、、、懐かしい。)
そんなクライアントのお一人が、
自身がやろうとしてるビジネスにライバルが沢山いると言う。
こんな時代、自分が考えついたことなんて、世の中初なんてことは絶対ない。すでにやってる人がいるか、やっても成功しないから誰もやってないかのどちらか。
そんなライバルをリサーチしてみるとおっしゃる。
もちろん、マーケット内での競合を知ることはとっても大事なこと。しっかりやってくださいと。
しかし、分野によっては、
ライバルをライバルと見ることが正解なのかは判断が分かれるところだ。
ライバルを取り込む方が新しい段階に進めることもある。
広義で、私の話をするが、
私は幼い頃から、異常なまでに同性をライバル視する性質があった。
母いわく、「プールに初めて連れて行ったら、全く泳げないのに、同世代の女の子が泳いでいるのを見て、たまらずプールに飛び込んで、暴れるように泳ぎ、私も泳げますけど」と言っていたらしい。
ある意味、そのメンタルは今も変わってない(笑)
飛び込む場所が変わっただけか。
しかし、成熟してくると、そんな性格は時として人生の邪魔をする。成功していると思える女性が羨ましくて羨ましくて、それを駆逐できない自分が歯痒い。
そんな長く暗いマインドを覆すことになったのは、このオンラインサロンだ。
要は、よくよく考えると、私は同性のキャリアやライフスタイルに信じられないレベルで興味があったわけだ。しかも先天的に。
それを悔しいとか、負けたくないと終わらせるのではなく、その興味を人生の一部にポジティブに裏返した。
一緒に悩みや苦しさも、進む喜びも感じて、
女性の人生に関わることが実は天職なのかも知れないと思えたわけです。
ネガティブは簡単にポジティブに裏返せる。
まだネガティブでウロウロしてる方は、とっととひっくり返しましょう。
他人への悪口は、ほぼ嫉妬を起源としている。(わたし調べ)
100%自分に過失がない状態で、損害を相手から受けた時だけ悪口を言ってもいいことにしよう。
謎のウィルスにでも感染しない限り、そんな状況は日常には起こりにくい。
昔はよく人の悪口を、呼吸するように言って気がする。そして、それを振り返ると、そのほとんどが嫉妬から生まれたものだった。(正当な怒りに因るものもあったが)
そして、その嫉妬は大抵、自身がそこまで努力してない時にこそ、強く生まれるもんだ。
自分のダメさ加減を露わにしたくなくて、嫉妬に値する相手への悪口で、その気持ちを中和していく。
今思えば、それは人生で最も無駄な時間だった。
何一つポジティブなことを生み出さない。
そんな私のバカすぎる行動を、唯一いつも冷静に指摘していたのが夫だった。
『本当は自分が一番分かってるでしょ~悔しくてそんなこと言ってしまうことを。まいちゃん、もうそこから足を洗いなさい。』
最近、そんな自分を見なくなった。
夫よ、あの世界から足を洗えたかも知れないぞ!あんなに苦しかった世界から、一抜けたかもね。
毎日、「昨日より今日は何か進めたか?」と自分と自分を比較するようになった。
毎日、挑戦と失敗の連続だけど、あまりにも楽しすぎて、他人を気にしてる暇がない。
会社を経営したり、新しいジャンルでビジネスしたり、オンラインサロンで誰かの人生に真剣に向き合ったり、
女性としての生き方を謳歌する。昨日より今日を闘いながら。
自分一人で、自宅で色んなことを考えるには限界がある。
誰かとコミュニケーションして、外部からの情報を取り入れて、ようやくまともに自分の世界が動いていく。
オンラインサロンでは、毎日色んな方から質問を頂く。
家庭の真剣な悩みから、キャリアアップのこと、起業のこと、女性としての生き方のこと、さらにはこれからの世界の有り様までご質問が!
沢山の人にガンガン出会うのが難しい今、その質問に新しい考察をさせてもらったり、日本人女性にいま起きている様々な悩みを、自分のことのように考えられて、毎日がすごく豊かに感じるのだ。
もし、恥ずかしがって、周りの目を気にして、
このサロンを今年2月末に始めていなかったら、少なからず今自宅で過ごす時間が充実に満ちてないだろうなと怖くなる。
躊躇してたら、逃すチャンスが多すぎて、身震いするわ~と独り言を言っていたら、夫に言われた。
『NYに行くことも、じっくり悩んでいいよと言われてたよね?あの時、ダラダラ決められなくて半年ズレてたら、もうNY移住なんて消えてたかもね』と。
よくよく考えたら、本当にその通り。
我が社は本当に優しいオーナーの元にあるので、私の心が決まるまで待ってくださっていた。それをいいことに、時間を無駄にして、躊躇していたら、あっという間にコロナによって新しい未来を失っていたかもしれない。
人は何かを決める時に、そこにどんなメリットがあるかをやたらと考える。
ここに進んだら、ここにお金をかけたら、どんな得が私にあるだろうと。その得が見えるまで動けない人もいる。
そんな間に横並びにいた人が自分をどんどん追い抜いて行ってることにも気が付かずに。
あの時、サッと判断出来ていれば、今はこうなってたな、、、とならないように、躊躇なんてほどほどに。
直感を信じられない時は、自分が本気で頑張ってない時なんでしょう。
NYには世界の名だたる組織や企業が集まっているという噂は聞いていたが、ここまでスムーズに色んな方とお会いできるとは、35歳という年はなんて幸運の歳なんだろう。
国連事務次長/軍縮担当上級代表
中満泉さん
日本人女性で初めて、国連の事務次長に就任された方で、少しでも国際政治を勉強したことがある人にとっては、緒方貞子さんの次に著名な方である。
あるパーティーでお会いしたわけだが、
その際にスウェーデン人の旦那さんも同席されていた。
仕事も家庭も二人で築くのは当然という価値観が合ったから結婚したという記事を読んだことがある。
中満さんは旦那さんの転勤に伴って、一度国連を辞めている。
その時点での今のポストを何故捨てる!?という声もあったそうだが、中満さんは言う。「国連マークがついた名刺を出せば、誰でも私の話を真剣に聞いてくれる。でも、私一人になったら何が出来るのか?」と。
中満さんは旦那さんとともにスウェーデンに渡り、まださほど知られてなかった政府間組織IDEAに入った。
そこではIDEAの認知度が低いので、相手と話すときは自分の真剣度が試される。本気度が違ったと。
それから10年国連を離れたからこそ、様々な経験をし、国連における今のポストがあるとご本人は言う。
先日、時事通信USAの社長がおっしゃっていた。
ユニコーン企業の近年の数を国ごとに見ると、1位アメリカ、2位中国、3位イギリス、4位インド、、、韓国やASEAN諸国も頑張っている中、日本のユニコーン企業数はかなり他国に劣っているらしい。
その理由は、「日本人は変化を恐れるから」と。
そりゃ、終身雇用制度がある限り、変化に飛び込む必要がない。その分だけ、想定内の人生が待っているのも承諾済みなのだ。(もちろん、その限りではないが!) ・
予想に反して、変化に飛び込んだ私だが、
心から思う。変化なければ、発展はない!
経験者にしか語れないことを伝えていきたい。
日本という島国は本当に安全で、平和で、幸せな国だ。
一度も海外に住んだことがない私は、この島国を出るまで、本当の意味での”日本の今”に気づけなかった。
NYに移住してから、ふと思った。コリアンタウンも、チャイナタウンもマンハッタン内に存在するのに、なぜジャパニーズタウンはどこにもないのか?
それは在米日本人がどんどん減少しているという、人口の問題ではない。自分の国だけに留まらず、世界で勝負して、幸せになってやる!という気概と勢いの違いだ。
今年2月にアメリカ人の友達と一緒に、信じられないくらい大きなピザを囲みながら、アカデミー賞授賞式をリアルタイムで視聴した。
そこでアメリカ人や中国人の友達が口々に「今年はパラサイトだ!」と叫んでいる。その時点で私はその映画の名前すら知らなかった。
そして、前代未聞のアジア発の映画が作品賞を受賞。韓国のエンターテイメントにかける意地を世界に見せつけた。
そういえば、2020年を迎える年末カウントダウンでタイムズスクエアに登場したのは、、、BTSだった!
前年はクリスティーナ・アギレラだ。ここにアジア人のアーティストが立つなんて、本当に快挙だ。
そして、そうこうしている間に、Netflixで韓国ドラマが大爆発するわけだから、コロナすらも追い風にするのかと泣けてくる。
こうして、韓国のスゴさに打ちのめされて、日本のエンタメ業界で働いていた私は愕然としたわけだ。一体、日本の誰がここに立てるか?どの映画がオスカーを獲れるか?と。
日本のエンターテイメントも素晴らしいはずだ。才能溢れるアーティストに何人もお会いしたことがあるし、撮影技術も卓越している。
ただ、この島国を出ようとしている人が少ない。
この映画でハリウッドを驚かせようと、ハリウッドに人脈を作り、売り込み、世界的ヒットを目指したり、世界でこの曲を売ろうと、鬼のような戦略を立てて、日本を飛び出るプロモーターもいない。この島の中で有名になれば、なんだか安心してしまうようだ。それなりに稼ぐことも出来る。英語を使う必要もない。自分たちでやれる範囲で、楽しく生きられる。それが日本だ。
そして、いつしか、到底短期間では埋められない差を叩き出されて、世界に遅れをとっていくのも日本かもしれない。
結局、英語の能力とアメリカで活躍するロールモデルが少なすぎるからだよな、、、とそんなことをぼんやり考えていた矢先に、
NYで出会ったビジネスマンが私と同じ気持ちを有しており、海外に出て行く人材を育成する芸能エージェントを設立した。
なんて運命的なんだ。タイムリーなんだ。心動かされないわけがない。
あと何年かかるか分からないプロジェクトだが、私のはこの波に乗ることにした。初めて日本人としてのアイデンティティーを感じ、アメリカに相手にされていないことが悔しかった私は、日本のエンタメ業界に一石を投じる一味に加わろうとしている。
(韓国人はなぜあんなに焼酎を飲むのか、不思議でならない。)